次亜塩素酸水、代替え候補から落ちる

NITE(ナイト)というのをご存じでしょうか?
NITEのURL:
https://www.nite.go.jp/nite/aboutus/gyoumu.html

シンプルにに言うと、
「色々なものを評価する機関」です。

経産省が4月、そのNITEさんに
「ちょっと新型コロナウィルスの消毒に
どれが効くか調べてくんない?」と依頼が入りました。
2020/4/15の記事:
https://www.nite.go.jp/information/osirase20200415.html

そこで、候補に挙がったのは、以下の3つ。
・「界面活性剤(台所用洗剤等)」
・「次亜塩素酸水(電気分解法で生成したもの)」
・「第4級アンモニウム塩」
これを見て、上の3つが成分として少しでも入る製品は
PRをたくさん行い、中には、オンラインショッピングで
1位を取ったりしたでしょう。
で、5/22に中間発表でした。
2020/5/22の記事:
https://www.nite.go.jp/information/osirase20200522.html
<有効>
・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
・アルキルグリコシド(0.1%以上)
・アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
・塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)
<有望>
・塩化ベンゼトニウム
・塩化ジアルキルジメチルアンモニウム

さっぱりわからない。カタカナが多すぎる。。

ただ、有効と判断された5つはまさかの
「界面活性剤5種」のようです。

有望とされている2つは
1つは界面活性剤、
もう1つは第四級アンモニウム塩に
カテゴリーされて要るっぽいです。
つまり、
「次亜塩素酸水は、アルコールの
代替え消毒法にはならなかった」
という事ですね。
で、ココからは私の個人的な推測ですが、
<推測>
これは、新型コロナウィルスの種類にも関係があります。
新型コロナウィルスがエンベロープタイプだという事です。

ウィルスは球体で、
エンベロープという殻で中のウィルスを守っています。
エンベロープは脂質とタンパク質でできています。
つまり、
殻の主成分の脂質やタンパク質を分解できるかどうか
これが「アルコールの代用」と1つの基準では?
と個人的には思います。

要は、
「歯磨きを頑張ってやっても、
歯石を分解してくれないと歯がキレイになったとは
言えないんじゃないの?ドラえもん。」

みたいな感じでしょうかw

今後は、
新型コロナウィルスをきっかけに、これに限らず、
色々な菌やウィルスという見えないものを意識する
時代に突入する事でしょう。
まさに、
「空気を買う時代に突入した」という事です。