感染と数学の話

今日は少し数学っぽい話をします。

 

皆さん、「複利」とか、「指数関数」ってご存じですか?

例えば、転職をして、「給料いくらにしますか?」って言われたとしましょう。

 

ここで、こんな風に言ったらどうなるでしょうか?

「明日は1円でいいです。明後日はその2倍の2円ください。3日目はその倍の4円ください。」

 

さて、これって、14日後にいくらになると思います?

1日目 1円

2日目 1×2=2円

3日目 1x2x2=4円

10日目 1024円

14日目 8192円

15日目 16384円

 

こういう「倍々ゲーム」的な考えを、お金の世界では「複利」と言ったり、

数学の世界では「指数関数」って言います。

 

さて、感染の増え方って、

1,2,3って言う増え方でしょうか?それとも、複利的な増え方でしょうか?

 

 

 

はい、複利的ですよね。

1人が2人を感染させ、その2人が4人に感染させる。という具合で増えていきます。

 

これに加えてクラスターが起きた場合は、

例えば、最初が1じゃなく、10になると、10x8192=8万人以上 という事になります。

 

つまり、感染というのは、この「複利的な増え方」であることは変えられないために、

日本では、少しでも爆発的な増え方を抑える(ピークを抑えると言います)ために、

マスクをしたり、距離を取ったりしている、という事になります。

こういう考え方を知っておくと、最初の1に対する見方が少しでも変わるのでは?

と思い、今日は少し数学の様な話をしました。

 

1つ注意ですが、

だからって、マスクをしてない人だけが悪で、「悪・側・斬」みたいなことも

るろうに剣心みたいな勧善懲悪の真似事をしてもあまり意味ないですよ。

原因というのは、色々な事が起因しているものです。

特に、事象が発生中では、常に新しいことが起きる為、

すべての原因を紐解く事はできません。意味がないです。

まずは日本全体で取り組んでいるピークを抑える取り組みに集中するのが

結局一番近道です。

そこに貢献できる1つが、データもそろっているブロッケンウォーターでしょう。

手前味噌ですが、携帯用はなかなかオススメですよ。