除菌、何が違う?

最近は、アルコール不足、マスク不足に伴い
色々な商品が注目されています。
商品の謳い文句は、効果や法律で使い分けられます。
なので、言葉から受けるイメージと、実際の効果に
差が大きく出ることもあります。
なので、正しく知っておきましょう。
●そもそも
「何もしない」というのは、菌は「増殖」します。
何もしなければ増えます。
これを改めて認知した上で、
読んで頂ければわかりやすいかと思います。
●滅菌
意味は、「全ての菌を殺す」ことです。
実は、
良くも悪くも無菌状態にするだけは良くないです。
無菌状態は、次の菌が住みやすいとも言えます。
<使用用途>
病院での手術器具や注射に対して使います。

●消毒
意味は、「細菌の活動を弱める」ことです。
実は、
生存する微生物の数を減らすために使われます。
減らせば、ひとまず消毒と言えます。
減らせる度合いで、高・中・低と水準が分かます。

●殺菌
意味は、「特定の菌を殺す」ことです。
実は、
特定の菌の種類や数は問わず、
特定の1種類だけでも、菌の数さえ減れば
菌の数が減れば殺菌と言えます。
また、医薬品・医薬部外品でのみ使用可能です。
<使用用途>
市販薬や薬用せっけんなど

●除菌
意味は、「菌を取り除く」ことです。
実は、
殺菌は医薬品、医薬部外品にのみ使用可のため、
「それ以外」に対して、この表現を使う。
<使用用途>
食器用洗剤や洗濯用洗剤、アルコールスプレー、
清拭用クロスなど

●抗菌
意味は、「菌の増殖を抑制する」ことです。
実は、
殺菌や除菌と違い、直接菌を殺したり
取り除いたりする効果ではないです。
菌が住みにくい環境を予め作る事を意味します。
菌の増殖を抑制あるいは阻害することをいいます。

<使用用途>
便座や靴下、台所用スポンジなど抗菌効果を
謳う抗菌グッズなど