ウィルス扱いをされて、本当に感じたことは何点かあるが、思いついた純に書かせて頂く事をご容赦ください。
まず、
「人間として扱われた感じはない」という事。
相手の目をに見ると、恐れと怒りが入り混じったような
そういう目で見られる。
「なんで来たんだ、なんてことをしてくれたんだ」
「でも感染させないでくれ。近寄らないでくれ」
こんな2つの感情を読み取れる目をずーっと向けられた。
少なくても、対応していただいたホテルでは。
次に、
「高温が出ただけでウィルス扱いになる」という事。
疑陽性なんていう37.5℃が4日以上続いたら、とか
書面に書いてあることなんて言うのは、ほぼ無視される。
1回でも出したらコロナ。それから先はずっとコロナ、
疑惑を晴らすのは、PCR検査だけ。抗体検査でもなく。
という感じで、知識を曖昧にしている為に、
余計不安になっているパターンが少なくないと感じた。
ただ、事実と相手の解釈というのはどうしてもギャップが出る。
疑惑がでて、それが根拠に基づいてなくても犯人者扱いは
避けられない。
次に、
「地方のコロナに対する対応は都会よりきつい」という事。
やはり、都会に比べると、どうしても人数が少ない地方は、
まだ、どこか他人ごとのであるため、
いざ当事者になるかもしれないとなった時の村八分の仕方は
都会の何十倍も厳しいし、噂や情報が出回るのも早い。
私も、コンビニ行って帰るまでに、保健所に電話され、
ホテルスタッフに通達が入っただろう。
確認してないが、雰囲気が本当に怖かった。
最後に
「ヒトを生かすも殺すもヒトなんだ」という事。
今回、一番きつかったのは、周囲の渡しに対する対応が
急変し続けたことだった。
しょうがないと言えばしょうがない。勿論頭では理解できる。
でも、実際に食らうとわかるが、本当にいじめにあっているような
そんな感覚に近いんだと思う。
自分と関係ない所で、自分のレッテルが決まり、それに基づき
制裁が決まっていく、そんな感じだった。
病気で人は死なない、村八分で心が病んで病気になって
ココロもカラダも衰弱していくのを止められないという感じだった。
今回私は、周りに直接的なご迷惑をかけることはなかったが、
もしこれが発生すれば、訪問していた先の方々にも通達が入り
仕事を失い、理由がコロナの疑陽性、で、家族を食わすことが
出来なくなるというリスクもあった。
本当に恐ろしいのは、病気ではない、そんな気がした。
だからこそ、防ぐという行為をしている状態を作るのは
結果なってしまった時の保険として必要だと改めて感じた。