翌朝、
ゾッとしたことを起きた時も覚えていたせいか、
朝イチまず体温を測る。
36.0
本当に昨夜の高温は何だったんだろうか。
全く分からないが、ひとまず安心した自分が正直いた。
電話の横に時計があったのではっきり覚えているが、
0900きっちりに電話がなり、安定のフロントから。
「温度は何度ですか?」と怪訝そうに聞かれ、
36度ですと答えると、「小数点の方まで教えて欲しい」
と返ってきたので、あ、すみません、36.0ちょうどですと答える。
すると、「そういう事ですねー、わかりましたー」と
態度をもう一回急変。なんとなく、これは本能的にやってしまったのか
「貸して頂きました検温計はフロントにお持ちしますか?」と聞くと
「いやいやいや、部屋に置いておいてください」と
急に急いだ様子で電話を切られた。
急に人間扱いに戻ったのかな?と思いきや、
さすがにそうはいかなかった。
その後、本当に3分後くらいにチェックアウトの為に、フロントへ行く。
すると、
先程電話をしてきたのは、間違いなく昨日からやり取りを
していた老人の方だったが、フロントは中年の男性に変わっていた。
「色々と面倒なことに巻き込んでしまい申し訳ございませんでした」
と言われたが、そういう事かと。
「めんどくさいことに巻き込みやがって、顔も見たくないよ」
とでも言いたかったのかなと、斜めに見てしまう自分が少しいた。
そのホテルは、チェックアウト時に紙の領収書を
手渡しで頂くシステムであるため、
その中年男性も、私に渡す際、手が震えまくっていた。
領収書の受け渡しでは、肌は触れ合わないんですが。。
と思いつつ、触れないように気を配りながら受け取った。
お騒がせしました、となんとなくいい、ホテルを後にした。
正直、ここまでウィルス扱いをされてしまうと、
心が病んでしまうと思い、PCR検査について調べると
ドライブスルー形式のPCR検査が家の近くでやっている情報を
つかみ、早速行ってみた。
次回に続く