10分後に戻ってみると、電話が鳴っていた。
保健所からだろうか?と思って、電話に出るとフロントからだった。
すると、かなり焦った感じで、
「ずっと電話をかけていたがなんで出なかったんでしょうか?」
と問われたので、シャワーを浴びていたと答えると、
保健所に早く電話して欲しい、体温はどうだったか?
等の同じ質問が複数回来るようになったので、
「全部やって、ご連絡します」とだけ伝えて、まずは保健所に電話。
余談だが、
この保健所の電話は24H対応らしい。
凄いなーと思いながら電話を掛けた。
すると、女性の方が出た。
体温が高く出たことを伝えると、
「あ、聞いています。○○ホテルに泊まっている方ですよね」
と返ってきて、あ、だから妙に一貫性のないオペレーションを
自信満々で指示されたのか、自分はと思いながら、
あまり気にしないようにして、会話を始めた。
すると、先方の女性も対応に慣れているらしく、
「急に相手の対応が変わるとびっくりしちゃいますよね」
と言われ、ホントそうなんですという会話をしていたら突然
「でもー、明日もし、高温が出ちゃうと、
こちらの対応も変わっちゃうんです。」と
急にトーンを変えて言われたのに、今日イチでゾッとした。
と同時に、
「明日検温して、高温が出てなければ、保健所への電話は不要です」
とのことだった。分かりましたとだけ伝え、保健所との電話は終了。
次に、約束通り、フロントに電話。
「どうでしたか?」「なんて言われましたか?」と
めちゃくちゃせっつかれる。
とにかく自分以上に周囲の対応が桁違いに焦った感じに来るので、
「えええーーーーっと、1つずつお伝えしますね」と
こういう時は、敢えてゆっくりした口調を意識するようにしている。
そこで、一旦脇で測ったもので温度が出てなければ、
明日の朝測って、またでなかった場合は保健所への連絡も不要で
対応終了という話をすると、「了解しましt」ぐらいの感じで
最後まで言わずに電話が切れた。
もう細かい所を突っ込む気力がなくなり、その日は寝る事にした。
次回に続く