【PCR検査を受けた③】

10分後に戻ってみると、電話が鳴っていた。

保健所からだろうか?と思って、電話に出るとフロントからだった。

すると、かなり焦った感じで、

 

「ずっと電話をかけていたがなんで出なかったんでしょうか?」

と問われたので、シャワーを浴びていたと答えると、

保健所に早く電話して欲しい、体温はどうだったか?

等の同じ質問が複数回来るようになったので、

「全部やって、ご連絡します」とだけ伝えて、まずは保健所に電話。

 

余談だが、

この保健所の電話は24H対応らしい。

凄いなーと思いながら電話を掛けた。

 

 

すると、女性の方が出た。

体温が高く出たことを伝えると、

「あ、聞いています。○○ホテルに泊まっている方ですよね」

と返ってきて、あ、だから妙に一貫性のないオペレーションを

自信満々で指示されたのか、自分はと思いながら、

あまり気にしないようにして、会話を始めた。

すると、先方の女性も対応に慣れているらしく、

「急に相手の対応が変わるとびっくりしちゃいますよね」

と言われ、ホントそうなんですという会話をしていたら突然

「でもー、明日もし、高温が出ちゃうと、

こちらの対応も変わっちゃうんです。」と

急にトーンを変えて言われたのに、今日イチでゾッとした。

 

と同時に、

「明日検温して、高温が出てなければ、保健所への電話は不要です」

とのことだった。分かりましたとだけ伝え、保健所との電話は終了。

 

次に、約束通り、フロントに電話。

「どうでしたか?」「なんて言われましたか?」と

めちゃくちゃせっつかれる。

とにかく自分以上に周囲の対応が桁違いに焦った感じに来るので、

「えええーーーーっと、1つずつお伝えしますね」と

こういう時は、敢えてゆっくりした口調を意識するようにしている。

 

そこで、一旦脇で測ったもので温度が出てなければ、

明日の朝測って、またでなかった場合は保健所への連絡も不要で

対応終了という話をすると、「了解しましt」ぐらいの感じで

最後まで言わずに電話が切れた。

もう細かい所を突っ込む気力がなくなり、その日は寝る事にした。

 

次回に続く