【PCR検査を受けた④】

翌朝、

ゾッとしたことを起きた時も覚えていたせいか、

朝イチまず体温を測る。

 

 

36.0

 

 

本当に昨夜の高温は何だったんだろうか。

全く分からないが、ひとまず安心した自分が正直いた。

 

電話の横に時計があったのではっきり覚えているが、

0900きっちりに電話がなり、安定のフロントから。

「温度は何度ですか?」と怪訝そうに聞かれ、

36度ですと答えると、「小数点の方まで教えて欲しい」

と返ってきたので、あ、すみません、36.0ちょうどですと答える。

 

すると、「そういう事ですねー、わかりましたー」と

態度をもう一回急変。なんとなく、これは本能的にやってしまったのか

「貸して頂きました検温計はフロントにお持ちしますか?」と聞くと

「いやいやいや、部屋に置いておいてください」と

急に急いだ様子で電話を切られた。

 

急に人間扱いに戻ったのかな?と思いきや、

さすがにそうはいかなかった。

 

その後、本当に3分後くらいにチェックアウトの為に、フロントへ行く。

 

すると、

先程電話をしてきたのは、間違いなく昨日からやり取りを

していた老人の方だったが、フロントは中年の男性に変わっていた。

「色々と面倒なことに巻き込んでしまい申し訳ございませんでした」

と言われたが、そういう事かと。

「めんどくさいことに巻き込みやがって、顔も見たくないよ」

とでも言いたかったのかなと、斜めに見てしまう自分が少しいた。

 

そのホテルは、チェックアウト時に紙の領収書を

手渡しで頂くシステムであるため、

その中年男性も、私に渡す際、手が震えまくっていた。

領収書の受け渡しでは、肌は触れ合わないんですが。。

と思いつつ、触れないように気を配りながら受け取った。

 

お騒がせしました、となんとなくいい、ホテルを後にした。

 

正直、ここまでウィルス扱いをされてしまうと、

心が病んでしまうと思い、PCR検査について調べると

ドライブスルー形式のPCR検査が家の近くでやっている情報を

つかみ、早速行ってみた。

 

次回に続く